豆乳担々スープで食べる
オートミールご飯

四川料理にはやっぱり花椒

皆さんは「花椒(ホアジャオ)」をご存知ですか？中華料理をよく作る方なら台所に置いてあるかもしれませんね。

「花椒」はChinese Pepperとも呼ばれる中国の香辛料です。椒の文字が使われていますが黒胡椒とも白胡椒とも関係はありません。「花椒」はサンショウ属の植物から取れる赤い実から作られるので、じつは日本の山椒の仲間です。

爽やかで痺れるような辛さが特徴的な「花椒」は中国の四川料理では欠かせないスパイスの一つです。日本でよく使われているのは麻婆豆腐ですね。最後に振る花椒が麻婆豆腐の辛さとマッチして美味しいんですよね。

日本の山椒は辛さよりも香りを楽しむことが多いですが、「花椒」は香りも辛さも強く、少量でもしっかり自己主張してくれます。しっかり主張はするものの、料理の味を壊さずちゃんと調和してくれるのが「花椒」の凄い所です。

中華料理以外でも使い所は結構あります。例えば、唐辛子の代わりに「花椒」を使って一味違うペペロンチーノを作ったり、冷奴の薬味として振りかけたり。素材の味を邪魔しないので色々な料理に合います。

今回のレシピでも最後に振りかけていますが、「花椒」があるのと無いのとでは風味がだいぶ違います。

辛い料理が好きな方なら常備しておくと毎日の料理がより楽しくなること間違いなしです。